兎は俺のモノⅡ
「おはようございます…。」
「おぉ!校長が待ってるよ。
早く行っておいで。」
「ハイ。」
アタシはぎりぎりで着いて急いで
校長室に行った。
<コンコン>
「どぉぞ。」
「失礼します。」
「ごめんね?こんな早くに来てもらって。」
「いいえ。で、なんでしょう?」
「あのね…留学の予定なんだけど3月8日
に行ってもらう予定だったけど
早めに行ってもらうことになったのよ。
日にちは2月29日よ。
だから早く書類と荷物をまとめないと
今日はもぉ…2月19日よね、あと10日で
荷物をまとめて先に送っときなさいね。」
朝からこんなこと言われても
理解できなかった。だってもっと先でと思っていたのに
あと10日しかないとか言われて
全然整理できてないし…。
「書類は?」
「あッ!はい。」
アタシは鞄から昨日書いたばかりの
書類を出した。
「じゃぁ確認次第あちらに送っておくわね。」
「ハイ…。」
「じゃぁもぉ下がっていいわよ。
あと、放課後も来てね。」
「失礼しました…。」