兎は俺のモノⅡ









風呂から出てくるとやけに

静かだった。

リビングに行くとソファーの上で

兎は寝ていた。

「今日は疲れたんだろうな…。」

その時まだ濡れている俺の髪から

滴が兎の顔に落ちた。

「ぅ…んッ。

出てきたのぉ?」

「おう。」

それからちょっとテレビを見ていた。

兎は眠くて仕方ないみたいで

寝室に早くも行った。

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