君しかいない...
「ちょっと…歩こっか。」


私は涙を拭いて、頷いた。



健吾は手を繋いで一緒に歩いてくれた。


私はお父さんみたいな人に会うと立ち止まり、健吾の手を強く握った。

歩くだけで怖かった。
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