流れ星

キス






………朝陽……朝陽…

いつになったら会える?


それともこんな俺を変えるためだけに現れた天使だったのか………?




「……………やべーな、俺。」



毎晩、朝陽との出会いのシーンを夢見る。

泣いてる朝陽が振り向く瞬間、いつも目が覚める。


朝陽を天使って言ってる自分がいる…………

そろそろ危ないな。



俺は制服に着替え、学校に向かった。



今日は何してすごそう………


この前は屋上だったし、今日は昌樹がいない。

……………保健室かな。



保健室に行くと保険医の奈美先生がいた。

美人で優しいから男子に人気があるらしい。



「あら、いらっしゃい。

……………サボり?」



さすが鋭いなぁ。



「寝させて。」



「わたしはすぐ出てくから勝手にして。」



そう言い、来ていた白衣を脱ぎ保健室からいなくなった。

俺は周りのカーテンを閉めてベッドに横になった。



保健室ってなんでこんなに眠くさせてくれんだ………。




そのまま寝てしまった。







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