生徒vsテロリスト?
「…で、でも、まだ沙弥がその『サヤ・リリティス』って人かは分からないでしょ?」
「…これを見てみろ」
木本がカタカタとキーボードを打つと、最近の沙弥の写真とホームページに載っていたサヤ・リリティスの写真が画面に表示された。
「…なんで沙弥の最近の写真がパソコンに入ってるのよ」
水華の的確なツッコミには動じることなく、パソコンに指令を出して2つの写真の比較を始めた。
すると、
「『POSITIVE MATCH』…」
画面にはそう表示されていた。
「………あの…さ、
ポジティブなマッチってなに?
元気で明るい前向きなマッチのこと??」
「……………。」
木本は開いた口がふさがらなかった。
「お前、頭、大丈夫か?」
「へ??」
「『POSITIVE MATCH』は、『この2つの写真の人物は、同一人物である可能性が極めて高い』ってことだよ…」
はぁ、と思わずため息をついた。
「えっ?!
じゃあ、単なるそっくりさんじゃなくて…?」
「あぁ。
99.999%の確率で同一人物だ。
俺たちの世界の科学を駆使すれば、この写真が合成などの加工をした可能性もかなり低いと分かる。」
訳の分からないグラフのようなものを見ながら、木本は水華に説明した。

