ヒサイチ

ヒサイチの目に私はどう映っているのだろうか?


こんなところ見られたくなかった。


私は普通に幸せになっているはずだったのに


・・・電話を切ると私は、何も考えずにファミレスの階段を下りた。


こんな自分は恥ずかしくて人前に出せない、そんな気分だった。


「お前、まさか俺を置いて帰る気じゃないだろうな?」


背後から低い声がした。



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