あかねいろ

大斗







ただその時、楽しかったらいい



思い付いたまま

好きなことをした




その場が良ければ、後はどうなっても関係なかった。




『恋人と友達って…だって恋なんて嘘くさい…』






真っ暗な世界に


ひとつ



すんなり入ってきたもの



それがどれだけ大切だったのか…





あまりにも近くに在り過ぎて




ずっと


気付かなかったんだ








< 2 / 469 >

この作品をシェア

pagetop