だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「大阪に、奥さんか彼女が居たりして」
私は、意地悪っぽく淳也に微笑んだ。


「居る訳ないだろう。だから、恭子ちゃんに名刺を渡したんだよ。裏、見てよ」


淳也に言われるがまま、名刺の裏を見た。

そこには、几帳面な字で携帯とアドレスが書いてあった。


そうか…
あの時、名刺に何か書いていたと思ったら、これだったのか…


「良かったら、連絡して。」
クールに、でも、厭らしくない。
余裕のある、男性。

今まで、出会った事のない男性だった。

だから、私は惹かれたのだ。



あの頃の私は、大人の男性に興味があった。

それも、恋にスマートな男性。


幼すぎた、私の恋…


イケナイ扉を、開いてしまった瞬間…



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