だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「あたし、帰るっ!」
私は鞄を手にして、立ち上がった。


「いいの?このままで。」
恵は、腕を組ながら真っ直ぐ私を見た。


言い返せなかった…


私はまた、鞄を置き恵の横に座った。


「ずっと、片想いでいるつもり?学生じゃないのよ。今の学生だって、素直に気持ち伝えているよ」


私は俯いたまま、恵の話をただ聞いていた。


「いらしゃいませ~」
相ちゃんの声。


ドアを開け、淳也が入って来た。


「こっち!」
恵が手を振り、淳也を呼んだ。


私はまだ、俯いたままだった。



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