だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「勝手にすれば」
淳也は、不機嫌に冷蔵庫から缶ビールを取り出し、一気に飲んだ。


私は、分からなかった…。
分からなくなっていた…。

そして、涙が流れた。


「早く、行けよ!」
強い口調で、私を煽った。


「ごめんなさい」
私は鞄を掴み、走って玄関に向かった。


背中越しに、玄関のドアを締める。


部屋の中から、
「チクショウッ!!」
と、淳也の声と一緒に『ガチャンッ』と激しく何かが壊れる音がした。



夢?
そう、これは夢なんだ…
これは、悪い夢なんだ…


激しい鼓動…

私は、泣きながら走った。


あの部屋であったコトは、夢なんだ…


悪い夢…


だから、目が覚めたらまた、あの優しい淳也が隣に居る。


早く、目覚めなくては…



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