だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
私は、淳也に言われたまま会社に電話をいれた。

― 体調が、悪いから今日は休みたい ―

と…



ベッドの中で、グダグダと横になる。

一向に、眠気は襲って来ない。

昨日は、余り寝ていないのに…


ゴロゴロと寝返りを打ちながら、時間を持て余す。


そこに、淳也から今日最初のTELが来る。


何て事はない…。
ただの、確認のTELだ。

数分、いや数秒で終るTELは、日に日に回数を増やしていった。



… ハァ …

ため息を付きながら、携帯を切りベッドに放り投げた。



本当は、もう限界だった…

何もかもが…
全てが、限界だった…。



なのに私は、気付かないフリをした。

気にしない様に、現実から逃げていた。

ただ、認めたくなかっただけ…


独りが、淋しいと言うコトを…


独りで過ごす、時間を、夜を、毎日を…
考えたくなかった。

淋しく部屋にいる、一人ポッチの私を…

想像したくなかった。

だから、認めたくなかった。
この男は、私の相手じゃない。

と…。



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