だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
私達は、簡単に夕食を取った。


そして、淳也は缶ビールを飲みながら、ソファーで寛ぎ、私は、淳也とテーブルを挟んで床に座り、テレビを眺めていた。



「そうだ、恭子?」


突然、淳也に名前を呼ばれ、ドキッとしながら何?と、返事をした。


「今日、本社に帰る日が決まった。今月末だ」

「そう…」

「そう…、って。他に何か、言うことは無いのか?」

「だって…。もともと数ヶ月で帰る、って決まっていたし、覚悟していたから…」

「恭子は、離れ離れになって淋しくないのか?」

「さ、淋しいわよ。でも、仕方ない事じゃないの?会社の、方針だし…」

「仕方ない?所詮、俺との関係はそんなもんだったんだな。恭子にとって…」
淳也は、吐き捨てる様に言った。


今の淳也には、私が何かを言葉にすればする程、気持ちを逆撫でしていくだけだった。

私は、うんざりだった。



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