だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
恭子…、恭子…、恭子…。

淳也は何度も何度も、私の名前を呼んだ。

私の名前を呼びながら、泣いていた。



男の人が、泣く姿を見たのは始めてだった。

私は淳也に、なんて酷い事をしたんだろう…

私が悪いのに…

私が、しっかり淳也に応えていなかったばっかりに…


淳也は、こんなに私の事を愛してくれているのに…


私は…

淳也を、鬱陶しいとさえ思っていた…

早く、大阪に帰ればいいのに…
と、さえも…



私は、淳也を苦しめていた…



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