Sugar Love 番外編④
「あの時・・・」


バラの花束は柚葉がバスルームを使っている時届けさせたらしい。


「琉聖さん ありがとう♪」


バラの花束を慎重にテーブルの上に置いてから琉聖の腰に抱きついた。


恥ずかしがりやな柚葉の精一杯のお礼だ。


体重を預けてきた柚葉のあごを上に向かせると唇を重ねる。


どんどん深くなる口づけに柚葉の身体の力がなくなっていく。


さらに琉聖は柚葉の口内を堪能し始めると柚葉の身体は琉聖に預けられた。



* * * * *



隣で眠る柚葉の顔を見つめ琉聖は微笑んだ。


長い髪を指先で梳く様に動かす。


「ん・・・りゅう・・・せいさん・・・」


キスで少し腫れた唇から漏れる吐息と寝言。


柚葉は琉聖の名前を呟くと熱を確かめるように擦り寄ってきた。


無意識の仕草が愛おしい。


「どんどん深みにはまっていく気がするよ ゆず」


擦り寄ってきた額に軽くキスをすると琉聖は柚葉の身体を抱きしめて目を閉じた。


2人の頭の上にはいつの間にか戻ってきていたさすけが丸くなって眠っていた。




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