改訂・女子高生とおじ様の恋

私はブログを書きながら実際の自分とのギャップを客観的に感じていた。
ブログの行間からにじみ出るものは紛れもない、本当の自分だ。

しかし、現実の私は理想論を実践している誇れる男ではなかった。
ただありふれた日のある時になんのトキメキもなく女性と会う。

名前も素性も聞かず待ちあわせ場所に向かう。
出会い系サイトの危険性やはかなさなど一切考えない。
例えどんなに強烈なマイナス思考の持ち主だったとしても関係ない。
波長が合うとか好みのタイプだとかも関係ない。

ただその時の欲望と興奮を満たせばよかった。
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