改訂・女子高生とおじ様の恋
approach

更新されていてもされてなくても、あのブログへのアクセスは果林の日課になっていた。

帰宅するととにかくブログにアクセスした。更新されていない日でも何度も読み返し、シーンを暗記するほどになっていた。

読むほどにいったいどんな人が書いているのか興味が湧いてきた。

その日もブログが更新されていた。嬉しかった。一気にむさぼるように読んだ。

更新されていない日などは何故更新してなかったのか、あれこれ妄想に悩み、まるで恋人への嫉妬に似た感覚を覚えていた。

どこの誰ともわからない作者に、いつしか好奇心以上の思いが芽生えていたのかもしれない。
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