魔王さま100分の1
「でもでも、シルキスさんも男ですよね」

「だから他の男の失恋話で穴だらけにされるのは嫌なんですっ」

「何言ってるんです?ふられたのは私ですよ」

「やはり酔っ払いか、このおんなーっ」

シルキス、本心でしゃべり過ぎ。

そのとき、空から羽音がして、屋根から射し込む星明かりが陰った。

「おねーちゃーん、大丈夫ーっ!?」

屋根の穴から、ネーイが顔を出す。

「!!」

リズが反射的にネーイに銃を向けた。

「だめだっ、隠れろっ」

シルキスは叫ぶ。
壁を突破した手でネーイに向けられた銃をつかんでずらす。

ひびく銃声。

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