魔王さま100分の1
エルフの森。
あふれ出るニヤニヤ笑顔の魔王さまが、
周囲に集まる若いエルフ達に自分の指を見せてまわっている。
「魔王さま、私にも見せてください」
「いいぞ、見ろ」
「魔王さま、こっちにも」
「よしよし」
「いいなあ~」
「私も欲しい」
「ふふふ、これは私のだ。おまえ達は、他の者からもらうがいい」
「魔王さま、幸せですか」
「まあな」
「おふたりでの生活はどんな感じですか?ひとつの部屋で過ごすってどうなのですか?」
「それを訊くなら、ひとつの家でしょう」
「きゃ~、私ったら」
「ふふっ、教えてもいいが、こんな明るいところで口にしてもいいのか?」
「きゃああ~」
はしゃぐエルフ達。
そこに、ぬっとシルキスが現れた。