魔王さま100分の1

「私は魔王だぞ。おいっ、誰か見てないで助けろ」

エルフ達は、
その様子を見てくすくすと笑うだけ。

そこに、また別のエルフが小走りでやってきた。

「すみません、シルキスさん。ちょっといいですか?」

「はい」

シルキスは、魔王さまから手を離す。

「ご注文を頂いた品で、ふたりでないと着られない服というのは、具体的にどういうものでしょう?」

「ほうっ、ふたりでないと着られない服?」

魔王さまが、シルキスを見つめ上げた。

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