改定版・本気の恋
そんな日々が続いてたある日だ。


女どもがすげぇ騒いでたのは。


『キャー。
めっちゃかっこよくない?』


誰の事だよ。


俺は窓から校門をチェックした。


わかんねぇ。


オーラ的にかっこよさげだけど。


そう思ってたら、夢羽が必死で走っていた。


夢羽の知り合い?


そう思い、夢羽に話しかけた。


呆気なく目の前を去られた。


情けない。


遠くから見つめるしかと思っていたのに、夢羽に近寄る男が許せない。


そしたら、噂が広まった。


校門にいた男が夢羽の彼氏になっていた。


あれを見たら、そう思うよな。
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