【短】チョコレート・キス


学校へ行くと、俺の靴箱にチョコレートが2箱入っていた。

教室に行っても、休み時間の度に呼び出された。

どのチョコも本命だと分かると、俺は何だか申し訳ないような気持ちになった。


俺は、そこまでルックスがいいわけでもない。

そこまで勉強や運動ができるわけでもない。


どうして、こんな男を好きになる?

バカみたいに、ただひとりの女を想い続けている男を…。


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