ちびっこギャング
「すまん、タバコある?」

「あ,あります。はいどーぞ」
坂本がマイキ―にタバコを1ぽんあげた。

「おぉサンキュー!」すこし間があいた。
「ライターある?」
マイキ―が少し照れながら言った。

「どーぞ」

「フゥ~~」
マイキ―がうまそうにタバコを吸った。

「って!こんなことしてる場合じゃね~」
そういって、また走り出して行った。

「なんだったんだ、あの人は!?」
坂本は、走り出したマイキ―を、ただぼーっと見つめながら、そんなことを思っていた。
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