我が家のお隣りさん。

「……」


あ、ありゃ。

秀ちゃんは無言。


「何か、お、怒った・・・?」


わたしは恐る恐る聞いた。

すると秀ちゃんはハァッとため息をついて、起き上がった。



「ひなの」

「はい!!」


秀ちゃんは、小さい頃わたしのことを『ひなのちゃん』とよんでいたけど、いつからか呼び捨てになった。


「お前、馬鹿だろ」

「うん!!」

「……」


ありゃ。素直に認めたのに…


「秀ちゃ……」


言い終わらないうちに、秀ちゃんがわたしの上に覆いかぶさってきた。






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