【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「あたしは、メスブタじゃない!!人間だ!」



「美紀ちゃん!怖いよ」



一磨が笑いながら言う。



怖くないなら、言わないでよね?一瞬傷付いたんだから。



「おい!メスブタ、お前確かたつやと居た奴だな?」



桐生が、思い出したように言うと、フフと笑う。不気味で仕方ない。
こう言う美形の冷たい笑み程怖い事はないと思う。



「別れろ!今すぐ…金が減る。メスブタにくれてやる金なんてびた一文組にない」



え!?



衝撃な言葉を聞かされてあたしは、呆然とした。



「なんだ?その顔は?…まさか、本気でたつやが惚れてるとでも思ってたのか?これだから、尻軽な女はバカなんだ」



ドクン…



う…う嘘って…事!?でも、篠原くんは…

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