shooting star~願いごと~
帰ってからも…夜も…


どうしようって…。


けっきょく、彩月に電話することにした。



『もしもし~?紗樹?』


『彩月~!ごめんね夜に^^;』


『暇だからだいじょーぶだょ^^

 なんかあったの?』


『うん…。
 
 相談しようとおもってさ…。』


『どした?』


『陽平に…告られた。』


『陽平って…あの陽平?』


『うんw』


『紗樹すごいじゃん!!』


『すごくないけど…^^;』


『で、結果は?』


『わかんない。

 亮さんしか…頭にないよ。』


『そっか…。

 でもね、あたしずっと思ってたんだけど…亮さんは、憧れだと思うよ?

 紗樹って、3年生が大好きだったでしょ?

 たしかに、亮さんは優しいし、カッコいいし…ちょっとは好きだったかもしれないけどさ…憧れてたっていう気持ちもあったんじゃないの?』



『…そうかも。』


『だったら、亮さんの事は、一回忘れて…

 陽平くんのことだけ考えてみたらいいと思うよ?』


『うん…。わかった~』


『彩月は、紗樹が幸せなら、だれと付き合おうが…いいんだ^^

 でも、自分の気持ちがわかんないなら、ちゃんと考えてからでも遅くないんじゃないかな?』


『ありがとう^^』


『じゃぁ、またなんかあったら、相談にのるから!』

『ありがとね^^

 じゃあね~ばいばいw』

『ばいばいw』


彩月に電話して…よかった。

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