らぶ米でぃ!

「お風呂先に頂きました。ありがとうございました。」


お風呂から上がって来たゆいちゃん

長い髪を頭のてっぺんで留めて

湯上りのせいか色白の肌はうっすらとピンク


居間でテレビを見ていた私と俊太と八十八

3人ともゆいちゃんにクギ付け



何で私までって思うけど


「ゆいちゃん・・色っぽい。」

思わず言ってしまって


「舞子、それセクハラ。」

八十八に言われて


「いいでしょ、女同士なんだから。」

って言ったら


「同じ女かねぇ・・・」


ムカつく!


おまけに

「ゆいちゃんってやっぱりちゃんとしてるよね?」

感動してる俊太。


俊太のそれってどうなの?

私って俊太の彼女だよね?


「はい、ゆいちゃん麦茶。」


必要以上に気の利く俊太。


ジィ~っと俊太を恨めしそうに見ても


俊太はゆいちゃんを見てる。



「舞子、早く風呂入れよ。」


八十八に言われ


「分かってる!」


本当のところ

俊太とゆいちゃんを監視してたい


けど


八十八と目が合って


なんだか・・・同情するような目つきに


“八十八こそちゃんとゆいちゃん捕まえててよね!”

とゆう視線を送ったけど


それこそ

八十八がそんな心配あるわけない


俊太が八十八に勝てるはずないのだから・・・



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