僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった
「真奈ちゃんすまない」



冬磨くんは、観覧車に乗っている間悲しそうに呟く。私は、そんな冬磨くんに気にしないでと何度も言った。



悲しそうにしないで?私まで悲しい気持ちになるから。



軽く冬摩くんの頭を撫でる。不意に顔をあげた冬摩くんが、私を見つめた。



優しく愛しそうに私を見つめたまま冬摩くんの唇が、私に迫る。



「んっ……」



気付いた時には、冬磨くんの唇と私の唇は、重なっていた。


「ま……なちゃん」



甘い声で、私の名前を呼ぶ。誰のかわりでも良いとさえ、キスの間思ってしまう。



サラサラの髪。大きな二重の瞳柔らかそうな唇。



今だけは、私の物だよね?キスの間は……



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