【甘短編】危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~①
「麻美来んな…」



「え?恭ちゃん…?」


麻美が不意に顔をあげる。瞳が濡れてうるうるな表情で俺を見つめている。



「もう好きじゃねーから」



「う…嘘だ!!!!!!だって!!恭ちゃん…」



「俺は…もう麻美の事妹でもねー。彼女でも…赤の他人なんだ」



麻美は泣き崩れる。だけど、俺は他人事のように見ているしか出来なかった。



本当に恋愛感情が無くなったのか、分からない。あんなに好きだった麻美は、今はあまり何も思わない。



なんでなんだろうな?理由が知りたい。だけど、知りたくもない気がすんのはなんでだ?



もう恋愛なんてしたくもない。なんで俺紫海にあんな事言ったんだって後悔してる。



あんな事言えば、紫海は俺の事どういう風に見るんだ?
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