奇・竹取物語
おじいさんはどうしていいかわからなくなって、また注射器を腕に刺した
「おいおいジョージ、一日に二回はやりすぎだろう」
「でもボブ、どうしたらいいのか分からないのさ。お前にだって、そんな時があるだろう」
「しかしなジョージ、クスリに逃げたって何の解決にもなりはしないぜ」
「もう俺はどうなってもいいんだ!俺なんか、生まれてこなければ良かったんだ!」
「ジョージ、ジョージ!」
おじいさんは虚ろな表情を浮かべたまま虚空を見つめ、床に崩れ落ちていった
破れた天井のわずかな隙間から、月が見えていた
めでたし めでたし
「おいおいジョージ、一日に二回はやりすぎだろう」
「でもボブ、どうしたらいいのか分からないのさ。お前にだって、そんな時があるだろう」
「しかしなジョージ、クスリに逃げたって何の解決にもなりはしないぜ」
「もう俺はどうなってもいいんだ!俺なんか、生まれてこなければ良かったんだ!」
「ジョージ、ジョージ!」
おじいさんは虚ろな表情を浮かべたまま虚空を見つめ、床に崩れ落ちていった
破れた天井のわずかな隙間から、月が見えていた
めでたし めでたし


