ドラム女の過去~不良のあいつ~
「秋ちゃん!たべよーよ」
「うん♪」
秋は玲やクラスの女子と仲良くお弁当を食べていた。
「そのウインナーばりうまそ・・・・」
「あげるよー★」
「ありがと!」
楽しい会話のなか、
クラスがいきなり静まる。
「え、何、今シラけた?」
玲がコソッと言う。
みんなそろって首を縦にふる。
するといきなりクラスの男子Aが秋を呼んだ。
「おい、深川。お前のこと呼んでんぞ」
「え」
秋は後ろを振り返った。
みんなの視線は秋に注がれている。
教室のドアの前をみるとそこには
見覚えある顔が。
それは 歩道橋であったガラ悪そうな男子。
「あ」
秋は硬直する。