ドラム女の過去~不良のあいつ~

『えー、まだ決めてないな。
 ってなんで?!』

『ウチも決まってないんだっ・・・』

ー素直じゃないなー自分・・・、

秋は心のなかでそう叫んでいた。
 
『そうなん?玲と一緒行かないの?』

『玲は、高橋クンと行くんだ』

『あ~な!それで行く人おらんわけか』

『うんっ』

秋はもう勇気を振り絞って
誘うことにした。
このままじゃ もどかしい気がした。


『あのさっ・・・
 良かったらさっ夏祭り・・・・一緒行かない??!』

気が迷うが送信しようとした。

しかし、そのボタンを押す手は止まって
本文につけたしの文を入れた。

『嫌だったらいいからね!?』

ー何これ、自信なさすぎじゃん

秋は微笑して
メールを送信した。


するとすぐ
メールがきた。


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