ドラム女の過去~不良のあいつ~
『付き合ってないならさ、
渚に近寄らないでくれる?
正直、邪魔なんだよね、アンタ』
ーはあ!?
あっちが近寄ってくるの!!
秋は目を大きくあけ、
呆然とパソコンのディスプレイをみた。
『金輪際、渚に近寄んないで。』
長文の文章はこれで終わった。
秋は硬直した声でいう。
「意味わかんないし・・・。
なんでこんなときにアイツが絡んでくるわけ?!」
秋は渚の顔を思い出し
嫌な顔をした。
ーこのアカネって奴、染谷が好きなんだろーな・・・
染谷のどこがいいんだか
秋はパソコンの電源をけした。
秋はアカネからのメールのことは忘れて
夏祭りの準備を進ませていった。