生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


「長谷川先生、なかなか、似合うでしょう?」

「似合うっていうか、なんていうか………。
雄太郎くんって、女装が趣味?それとも、本当は女の子だったり?」

 ホント、に。

 目を疑ってしまうほど、女の子。

 自前の、男と思えないほど、クリッとした目に、白い肌。
 脚だって、ニーハイソックスっていうヤツ履いちゃって、美脚。

 お前、ホントに、男、か?

「女装の趣味なんてないし、女の子じゃないよ!俺、ちゃんとついてるもん、ティンティン」

「あとは、髪の毛とメイクね。モモコさんに頼めるかしら?」

「うん!モモちゃんも喜ぶと思うよっ!」

「ちょっ!?そこまでやるの?!」

「当たり前、じゃない?」

 さらっと、雄太郎の下ネタをかわすお二人。

 そして、ふわり、と微笑む千紗は、天使という名の化けの皮を被った悪魔の様。

 ほら、ね。

 そんな、怖い微笑みを見せられたら、頷くしかないよね。

 ………ん?
 待てよ?
 一番、重要なこと忘れてる気が……っ!!

 あ、俺。
 何で、雄太郎が女装してるか知らないね…。

 一番大切なとこ、俺に説明しようよっ!!


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