生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


「説明、してくれませんかね?」

 少し呆れた声になってしまったのはしょうがない。

 だって、呆れてるんだもん。

 そんな俺を見たからなのか、千紗は「言ってなかったっけ?」と、とぼける。

「聞いてないから驚いてるんですけど」

「そうね」

「で、何で?」

「『アライを追い出すためのオトリ』なんでしょ?!俺はーっ!!」

「そういうこと、か」

「何故か、最近、静かなのよ。気付いたのかしら?」

「そうだろうな。あんなに、探ってたんだ。気付かなかったら相当の馬鹿だろ」

 あー、はいはい。そうですか。

 だいたいは分かったけど、詳しく説明する気はない、と。

 つまり、はだ。

 生徒会が、アライの周辺に探りを入れすぎて、アライ達に感付かれた。

 感付いたアライ達は、しばらく静かにすることに。

 そのため、こっちから仕掛けて引っ掛けようってか?

 …………無理だと思うけど。

 だってさ!
 探り入れてるのを気付かれてるなら、神経ピンピンなんじゃない?


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