生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
四苦八苦している雄太郎を眺めていると、バンッ、とドアが開いた。
ノックもしないで開けるとは何事だよ、なんて思っていれば「モモちゃん早かったね」と、ミドリさん。
アタッシュケースを持つ女性。
艶のある茶髪を、これまた綺麗に巻いてある。
結構若い、よね?
アタッシュケースを、駆け寄ったミドリさんに渡して、その女性は俺に向かってやってくる。
ニッコリと、優しく微笑み、
「ミドリの母、です」
おおおお、お母さんっ?!!
若すぎませんか?
パッと見て、20代半ばですよ?!
「あ、長谷川です」
「ミドリがいつもお世話になってます」
「あ、い、いいえ」
「モモちゃん、あの子。あの子を、女の子にして?」
「オッケー!」
長机に置いたアタッシュケースを、スチャッと開く。
ミドリさんは、雄太郎をモモコさんの前に準備してあった椅子に座らせる。
いつの間にか、準備室側に並んでいた千紗と卓也くん。
おぉー。
絵になるねぇ。
感心しながら、千紗の隣に並ぶ。