生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


「い、岩佐!!!」

「そうだけど?何?」

 土手から降りてくる啓輔に、気をとられている男から、傘の主導権を取り返し、わき腹目がけて振り下ろす。

 力が弱かったからなのか、一瞬痛そうに顔を歪めただけだったが、素早く啓輔の後ろに回り安全を確保した。

「ホント、暇人ね」

「暇なわけねぇだろ」

「寝てただけじゃない」

「カロリー消費してんだろ。イコール、暇、じゃねぇんだよ」

「そんなカロリー消費は暇に区分されるのよ。減らず口叩いてないでいいから、早く」

「あー、めんどくせー」

 なんて言いながらも、ボコボコ殴り飛ばして行く。

 おー。凄い、凄い。

 なんだかんだ言って、アライと一対一。

 アライのパンチより、啓輔の方がキレがあって早い。

 そして、重みがあるのだろう。

 一瞬にして顔を歪ませ、膝から落ちていく。


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