生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜



「千紗も大変だね〜。
それより、はい。これ」

「何コレ?」

 雄太郎がペラペラさせていた一枚の紙を差し出し「見て?」と促す。

 その紙を受け取り一番上に書いてある活字をミドリと一緒に追いながら口に出してみる。

「“全学年要注意人物”」

「あー!ハヤシっち!これって……」

 よく見るとそこには、見慣れた名前が二つ。

 その二人の備考欄には、“不良との付き合い有り。また、年がら年中喧嘩の売買をしている”と記され、もう一人は、“女遊びが激しく、女絡みの騒動が日常茶飯事”

「うん、そうだよ。千紗のお友達二人とその他もろもろ」

「はぁー。何ていう幼なじみよ、コイツらは」

「これ、誰が調べたの?」

「タクだよ」

「どうりで酷い備考欄だわ」

「それでハヤシっち何するの?」

「それは、タクがせつ」
「それをもとに奴らに会う。
例えば、喫煙者欄に上げられている奴らには喫煙をやめるよう促したり所持している煙草を取り上げたりな」

 雄太郎の言葉を遮りドアの方からテノールの声が聞こえ、紙から視線を上げ声の人物を確認する。



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