生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
「あら、ミドリお帰り」
「ミドリちゃんずいぶんご機嫌斜めだね」
「なんなの?!あの先輩っ!」
少し息が上がっていて目に涙を溜めている様子からして何かされたのだろう。
仕方ないため両手を広げ「おいで」と言うと、ミドリは私の胸の中に飛び込んできた。
「何されたのよ?」
「あの先輩にチュウされた〜」
「良かったわね。ファーストキスは済ませておいて」
「しかもね、し、し、しぃ〜!!」
「舌、入れられたの?非常識なヤツね。ほら、こっち向いて?口、拭いてあげるわ」
ポケットからハンカチを取出し、ミドリの唇をゴシゴシと拭き取る。
さすがに口の中までは拭いてあげられないため、シトラスミントタイプのマウススプレーをしてあげた。
「よくミドリちゃん逃げてこれたね」
「お腹殴った」
「そのくらいやらなきゃ気が済まないわよね」
「はは…そうだね。
あ、チャイム鳴るから教室戻るね。千紗、考えといてね?」
「えぇ」
雄太郎が教室を去ったと同じくらいにチャイムが鳴った。