生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
タツキをどうやって納得させるか………。
なんでこんなに難しいのよ。
タツキの性格からして、私に危険なことをしてほしくないとまず思うだろう。
一癖も二癖もあるヤツだ。
言い負かされたら終わりだ。
計画を納得させる策をあれこれ練っているうちに全ての授業が終了し放課後になった。
部活を早めに切り上げ生徒会室に向かう。
その途中でタクに会い、肩を並べて廊下を歩く。
「坂桑も大変だな」
「ホントよ」
「協力できることはしてやるよ」
「珍しいわね」
「めんどくさいことになるのは、ご免だからな」
「そういうことね。でも大丈夫よ」
「ならいいけど」
カチャと生徒会室のドアを開け、私が先に入れと促す。
ふっと笑って見せた後「ありがとう」と呟きながら中に入る。
何気ない気遣いがタクに人気がある理由のひとつなのかも。