生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
「そう……条件」
「何?条件って。もしかして、私達を動きにくくするもの?」
「好きに動いてもらって構わない。ただ……」
「『ただ』なんだ?」
タクが顔をしかめ急かす。
もう、時間がないのだ。
アライが、いつ、また、誰かを襲ってもおかしくない。
次の被害者を出す前に、それを寸前で阻止しなくてはならない。
「絶対にケガをしないこと。ひとりでもケガをしたら即刻その計画を中止する。
この条件を呑めないのなら、俺は認可しないよ」
「ミドリ、雄太郎、タク。この条件、呑んでいいかしら?」
「うんっ!いいよ!」
「当たり前!」
「あぁ」
「生徒会全員の賛同を得たので、その条件、呑ませていただきます」
静かに立ち上がり頭を下げる。
これで、準備は整った。
あとは、その時を待つだけ――