星空の下で
俺は父親が来たことを伝えるために美涼の部屋に入って行った
  「はいこれ」
「やっぱり来たんだ」
 「いいのこれで」 「何が」
「何がじゃなくて帰るってか」
「やっぱうちがここにいるの邪魔だよね」
 「いやそうじゃなくて家出の理由とかも聞いてなかったし」
  「・・・・」
「言いたくなければ言わなくてもいけど」
 「本当はねパパが迎えに来たら帰ろうと思ってたんだでも帰れなかった」
「いいじゃん帰りたくなったらで」
「うんありがとう」
そうして部屋を出ようとしたときだった
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