チョコと焼酎~   st.valentin



いよいよ試験も最終日。


どうする事も出来ないまま、いつも通り学校に行って試験を受ける。


いつも通り、の筈だった、のに。


やっと勉強から解放される!


ユリア誘って飲みに行くか?


ユリアを探した目が、竜二を捉えた。


一瞬、目が合ったけどすぐそらす。


でも、動けないまま、竜二から近付いてきた。


「香坂、久しぶり。

元気か?」



私は、ただ頷いた。


ほんの一瞬視界に入った竜二が、少し痩せた様に見えたのは気のせいかな?


「メシ、ちゃんと食ってる?


痩せたんじゃないか?」


私は、首を横に振るのがやっとだった。


私の心配より、自分はどうなの?


「柴田は?


カノジョの手料理はどう?」



はい、やっちゃいました。


流石、13日の金曜日。

長い沈黙が続く。




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