空のむこう
「この間のテスト返すよ。満点が二人。」
国語の教科担当から渡された答案用紙は
百点の文字。
「よく頑張ったね!」
「はい。」
百点なんて何年ぶりだろう……?
やればできるんだね。
少しだけ
未来が見えてきたかな。
私もあの男の子みたいに何か人に教える仕事がしたい。
国も名前も知らない男の子。分かっているのは将来の夢は学校の先生。
あなたは確かに
私の“先生”でした。
大切なこと
教えてくれてありがとう。