*制服のボタン*I love it forever*
教室に戻ると黒板に自習の文字。
「陵弥…噂の彼女はどうだった?」
早速、卓が突っ込んで来た。
「今、本人に会って来た」
「ま、マジで?で好きって言ったのか?」
バコッ!
俺は卓の頭を叩いた。
「痛ぇーな!陵弥が彼女が気になってるのは、好きだからだろーが!」
ムキになる卓。
「あーわかったよ…認めるから少し黙れ!!」
そ、俺はずっと噂の女を気にしてた。
いつも、つまらなそうな顔して。
男が切れない癖に楽しそうじゃなくて。
何でそんな顔するのか、
気になってた。
俺なら…
俺ならそんな顔させないのにって思う様になってた。
「どうだったんだよ?」
卓は目をキラキラさせて俺の答えを期待してる。
ばーか!!あんな事して教えられっか!!
「…噂通りじゃない変な女だった」
そう言うと卓はニヤッと笑い。
「今、男と切れたらしいから、早く何とかしないとまた、誰かと付き合っちゃうよ!」
って…