*制服のボタン*I love it forever*
目を閉じて、どれくら経ったんた…
ボソボソと聞こえる話し声。
頭を上げると、そこには。
噂の女と…男。
告白か…?
見るからに遊び慣れた、ヤル気満々の男。
「チッ…あんな男に渡せるか!」
俺は立ち上がり、ゆっくりと近付く。
「ざ、ざけんなッ!」
あーあ、男キレさせてどうすんだよ!!
男に背を向けた瞬間。
「待てよ!」
ヤベッ!
「誰とでも寝る女がふざけんな!」
そう叫んだ男が振り上げた手を俺は掴んだ。
驚く男に。
「女に手上げるなんて最低だなぁ」
振り上げた手を掴み、反対の手で胸ぐらを掴み睨むと。
「ヒ、ヒイッ川上ッ!」
「失せろッ!」
それだけで、男は腰砕けで逃げて行った。
呑気に男の背中を見送る女。
コイツ…天然か…?
無防備つうか、馬鹿だし。
「オイッお前!」
「ありが…と…」
「無防備過ぎだ!」