オバサンだって恋したい!!

決心

やっぱ早瀬係長が一番呼び安い。



早瀬係長は苦笑いしながら、23時過ぎに自分の部屋に戻って行った。



拓也が私と早瀬係長の様子を気にしていたが、知らん顔をした。



次の朝、朝食を三人で済ませて会社に向かう。



玄関に二台の車。



どちらかに乗れと言う事らしい。



私が戸惑っていると、拓也が助手席のドアを開けた。


「今日美園の部屋に行くのは俺だから、車も俺の方に乗って。」



私に選択は出来ないって事ね。


私は仕方なく拓也の車に乗った。



会社へ着き、拓也は簡単な面接を受け、その日から谷田合成で働く事になった。



しかも私と同じ、第3課。


早瀬係長と仕事をしていると、わざとらしく割り込んで来る拓也。


昼休みは何故か食堂で、三人でお弁当を食べている。


トイレに行く私について来る二人。



「女子トイレには入れませんけど。」



睨み付けると黙って戻って行く二人。



もう、いい加減にして、うざい二人を何とかしてほしい。








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