オバサンだって恋したい!!

父と子の再会

「久しぶりだな、拓也俺だよ。


おまえの親父正木直也。」


一瞬体を後ろに引く拓也。


『何で親父がいる訳?』



お願い正木うまく拓也と話して。



「ああ俺、いつもここに飲みに来てるよ。


今小都子さんが、拓也が来てるって教えてくれたからさ。


懐かしくて拓也の顔見に来た。」



拓也かま正木直也を睨む。


『何今さら言っての。俺も美園もおまえになんか会いたくもない。


何処かにいけよ。俺の前から消えろ!』



私は二人の様子を見て落ち着かない。



「そう言うなよ拓也。10年ぶりなんだから、ゆっくり話そうぜ。」



正木直也が拓也の肩に手掛けた。



「拓也が嫌でも俺はおまえに話したい事がある。


あまり大きな声だしたら、回りのみんなに迷惑だし、

美園が心配するからな。」


『親父に美園なんて気安く呼んでほしくない。


俺の大切な美園を又傷つけるようなら、


俺は一生おまえを許さない。』



正木直也は一気にビールを飲みほした。



そしてそのグラスをテーブルに叩きつけるように置いた。







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