オバサンだって恋したい!!
「拓也、母親を美園って呼んでるんだ。


美園はおまえの母親、それは永久に変えられないからね。


10年前美園と拓也と別れた事何回も後悔したよ。


みんな俺が悪いから、でも俺は美園を心から愛してた。


自分の犯した過ちを何度も悔やみ。


美園と拓也と三人で又暮らしたかったよ。


たけど、やっばり俺のした事は許されない事。


毎日自分を責めたよ。


美園にも謝った。許してもらえなくても、構わないから。


拓也が美園に執着しているのは、俺のせいなんだよな。


俺が美園にあんな酷い事したばかりに、


拓也は美園を守ろうと思ったんだよな。


小さな体で拓也は必死に母親を守って来たんだ。


たけど拓也、もういいんだよ。


拓也には拓也の人生があるんだ。


拓也自由生きていいから、美園の心配はしなくていい。


拓也は自分の思いを勘違いしてる。


美園への愛は家族愛だよ。


拓也分かるだろう。



拓也もう目を覚ますんだ。


美園はおまえの母親分かるよな?」








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