オバサンだって恋したい!!
早瀬係長が風呂からバスローブを着て出て来た。



何でそんなカッコウしてる訳。



私はスーパーで買ったパジャマと下着を持って、風呂場に向かった。



お湯は出しぱなしにした。


でももしかって事も考え、バスタオルを巻いたまま湯船に浸かった。



ああ気持ちがいい。



今日は本当に色々あったな。



早瀬係長に振り回されぱなしだ。



彼もバツ1だなんて意外。


茜ちゃんが知ったら驚くだろうな。



なんてゆっくり浸かり風呂から出ようとしたら、誰かと目が合った。



叫んだと同時に、体に巻いていたバスタオルが落ちる。



何でガラス曇ってないの?


「ギャー!! 」



私の声が風呂場に鳴り響く。



誰が換気扇回したの?



私見られた?



よりに寄って早瀬係長に見られたなんて、最悪。



私は風呂場にしゃがんだまま動けずにいた。



その時、「おい早く着ないと風邪引くぞ。」



風呂場で裸でしゃがんでる私に早瀬係長が、バスローブを掛けてくれた。








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