オバサンだって恋したい!!
私は慌ててバスローブを着た。



そして着替えようとしたら、さっき置いた所に、下着とパジャマがなかった。



嘘、何でもってくのよ。



しかも何で二人でバスローブ姿?



これっておかしいでしょ!


私は強気で早瀬係長に近づいた。



「ねぇ何で下着持ってくの?」



「ああこれね。湿気るといけないから、こっちに持って来た。」



人の下着に触るな。



「先に髪乾かせよ。長い髪だな。あ、それからラーメンと炒飯と餃子頼んで置いたから。」



はぁ、ため息しか出ない。


ドライヤーで髪を乾かしていると、ヘアのドアがノックされる。



早瀬係長が出た。



恥ずかしくないのかそんなカッコウで、早瀬係長がお盆に乗った、ラーメンと炒飯と餃子を持って来た。



いい匂いに誘われ私のお腹が鳴る。



「おまえは何処までも面白い奴だな。普通あり得ないだろう。男と女がこんなカッコウして、こんな場所にいて。」



早瀬係長が私に近づく。




何考えてるんですか!








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